お名前.comのWhois情報公開代行の落とし穴
お名前.comのWhois情報公開代行には落とし穴がある。もう、これを書いただけでピンッとくる人もいるのではないだろうか?
その前にそもそもWhois情報公開代行が何なのか?
Whois情報公開代行とは?
ドメインを取得する場合、ネットワークを安定して運用させるために何らかの問題が発生した時にドメインの所有者に連絡が取れるように個人情報を含む複数の情報を提供することが義務付けられています。これがWhoisと言われるものです。そして、このWhoisの情報は誰でも見ることができます。
しかし、企業等以外は自分の個人情報を表に出したくない人が大半だと思います。そこで、そのWhoisの情報提供を代行してくれるサービスが、Whois情報公開代行です。これを利用することで自分自身の個人情報が世間にオープンにされずにすみます。
Whois情報公開代行の落とし穴とは?
Whois情報公開代行は、無料で行ってくれるレジストラと有料のレジストラがあります。情報を代行するだけで有料?と思ってしまいがちですが、使用しているドメイン(サイト)に何か問題あった場合、代行してくれている会社に問い合わせがいき、間を取り持ってもらうことになるのでその手間賃といったところでしょうか?
それでは、お名前.comの情報公開代行は有料か?無効か?という点ですが、基本的には有料です。年間980円の料金が発生します。
しかし、ドメイン取得時に一緒にWhois情報公開代行を申し込むと無料となります。しかも毎年の更新料金も永続的に無料です。落とし穴はここにあるのですが、ドメイン取得時にWhois情報公開代行を申し込み忘れが後を絶たないのです。
なぜなら、デフォルトが申し込みを行わない設定になっているからです。恐らく申し込みを希望する人の方が圧倒的に多いはずなのでデフォルトで有効にしておく方が親切設計だと思うのですが、+αのサービスだからと言いたいのでしょう。
もし、ドメイン取得時にWhois情報公開代行を申し込みし忘れると年間980円の更新料金が発生します。しかも、ドメインを更新するたびに毎年です。毎年ドメイン+Whois情報公開代行の更新料金が発生するのです。ドメインを大量取得するアフィリエイターにとってはこれは致命傷です。
これを無料にするには、一旦ドメインを破棄して取得するしか方法はありません。しかし、この破棄申請も一手間かかるのでドメイン数が多ければ非常に面倒です。
お名前.comを使用しなくてもいいのであれば、Whois情報公開代行を完全無料化しているムームードメインなどにドメインを移管するという手はあります。
いずれにせよ、手間は発生するのでドメイン取得時にWhois情報公開代行を申し込みするのを忘れないようにしましょう。